スーベニアのトートバッグを持ち歩く人をよく見かけます。肩の力が抜けた感じがとても素敵です。それは鞄というよりは袋といった印象です。しかし硬いものを柔らかい袋に入れるとどうしても角が出てしまいます。ノートパソコンや写真集など硬くて重いものを安定して持ち歩くためには鞄が必要でした。
S/Hのトートバッグは一見簡素な袋ですが、内側は三層に分かれておりクッション性のある素材でできたPCスリーブもついています。内袋と外袋がそれぞれ独立した作りになっており、内袋は外袋よりも少し小さいので硬くて重いものを入れても外側に響きにくいです。
素材に用いたナイロンはコットンライクな質感でナイロンの強度を持ち合わせながら光沢がなく落ち着いて柔らかい印象です。
硬さ(hard)と柔らかさ(soft)を共存させるために様々な工夫を凝らしています。
*COEXISTENCE/共存