コレクション: Clean and dirty

Rigmarole

旅先で着る前の衣類と着た後の衣類がトラベルポーチの中で共存することがあります。もともとは同じ状態なのに着用という行為によって異なる状態に変化します。ポーチの中でビニール袋で分けるなんて煩わしくて仕方ありません。

例えばTシャツと下着を2セット持って2泊3日旅に行くとしましょう。一晩目の夜、着ていた0セット目を脱いで、1セット目を着ます。ポーチの中には0セット目(Dirty)と2セット目(Clean)が共存します。二晩目の夜、着ていた1セット目を脱いで、2セット目を着ます。ポーチの中には0セット目(Dirty)と1セット目(Dirty)が共存します。同じ種類のものに着替える場合、基本的にポーチの中の衣類全体の容量は変わらないことが分かります。

ポーチの中底を可動式の仕切りにして蓋(メッシュ側)と底(ナイロン側)の両側から収納できるようにすれば、全体の容量は一定で清潔なものと汚れたものの容量の変化に合わせて2つの部屋の大きさが変わります。しかし不思議と帰りの衣類は行きの衣類よりもかさばるものです。そこで中底を外側(メッシュ側)に押し出せば容量は倍増し、メッシュの蓋もポケットにきれいに収まります。これで帰りの衣類も安心して収納できます。 


*COEXISTENCE/共存