コレクション: コンバイン袋
Rigmarole
ショルダーバッグを考えるときはファスナーを開閉する一連の動きに注目するようにしています。
開閉動作をスムーズにするために、ファスナーの両端とショルダーストラップの関係性はとても重要なポイントです。
さらに生地が薄く柔らかいとファスナーが引っ掛かりやすくなるので尚更気を遣います。
HULLは穀物の収穫運搬用のコンバイン袋の影響を受けています。
穀物が詰まったときにマチが拡がる特徴的なステッチと、コンバイン(農業機械)に設置するためのアイレットによって長さを制限されたファスナーの付け方をコンバイン袋の特徴として捉え、それを写しとっています。
(あくまで想像ですが、アイレットを引掛けるように機械にセットして袋がいっぱいになったら外して?ファスナーを閉める、この動きをスムーズにするためによく考えられたつくりです。袋が空のときは嵩張らず、パンパンになったきれいに膨らむマチの作り方や、トラックの荷台に載せるときのためのハンドルのつけ位置も気が利いています。)
(株式会社イナガキHPより)
ものを作る過程では必ず既存の要素に影響を受けます。意識的に対象を抽象化することで、余計な情報が振り落とされて根源的な骨格が浮かび上がります。
「スケッチしたみたいな鞄だね」という言葉が深く印象に残っています。